母が毒親になった原因。終わっていなかった家庭崩壊
父、転職
父は職場を変えることになったようでした。
机の上に知らない会社の冊子が置いてあったので何となくわかりました。
もしかしたら、父を騙して連帯保証人にした知人は前の職場の人間だったのかもしれません。
知人を見つけ出したと言っていたので、職場に戻ってきたんでしょうかね?だとしたらもう顔も見たくないでしょうから当然転職するでしょう。
ですが、ここでまた父は問題を起こします。
今までの仕事を辞め、次の仕事を始めるまで、2ヶ月の空白期間を作ったんです。
確かに、ゴタゴタが続いていたので疲れていたのかもしれません。ゆっくりしたかったのでしょうか。
ですが、またそれも母に相談せずに勝手に決めてしまったようでした。
さらに、その2ヶ月間、家で何もせずにゴロゴロしていたんです。
母は家事をこなしながら昼間はパートに出ていたのに、父はそれを手伝うこともしませんでした。
ある時、母の怒りが爆発しました。
「お前はいつから働くんだ!!!」
怒鳴りつけた母に、父は、
「次の仕事までまだ時間があるから・・・」
と。
母「だったらアルバイトでもしろよ!私は家事もパートもしてるのに昼まで寝ててゴロゴロしてんじゃねえよ!」
ここで父、また、すぐ謝らず。
拗ねたように何も言わずに家を出て行きました。
学習してくれよ・・・と思うのですが、父はすぐ謝れない人だったのかもしれないですね。
この一件が、単体の出来事なら、そこまで大きな問題にはならなかったかもしれません。
でも、ただでさえガタガタだった家族関係に、完全にトドメをさしました。
あれだけ家族を引っかき回した後にダラダラ過ごしている姿は、あまり反省しているようには見えませんでしたからね・・・
母の中にあった父への怒りがまた大きくなったようでした。
その後、父は家族みんなが寝た頃に帰ってきました。
その頃は家族みんな同じ部屋で寝ていたのですが、玄関が開く音が聞こえて、うめおにぎりも母も目を覚ましました。
父が下の階で歩き回ったり今ごろお風呂に入り始めたりして物音がうるさくて寝にくかったのでしょう。
母が「うっさいなあ!」と怒って呟いて、父の掛け布団を蹴りまくってベッドの下に押し込みました。
母はそのまま布団を頭からかぶって寝たようでした。
うめおにぎりは眠れず、薄眼を開けて、このベッド下に押し込まれた布団を見て父が苦い表情をするのを見ていました。
それから父は反省したのか、母の家事を一部手伝うようになりました。
休日、母のいない時間に焼きそばを作ってくれたり、ゴミ捨てに行ったり、お風呂を洗ったり。
昼間から家にいることもなくなり、どこかに出かけていくようになりました。でも、働き始めたのは、結局2ヶ月後だったようです。
それを知ったのは、うめおにぎりがたまたま学校帰りに通りがかったパチンコ屋に、父の車が停まっているのを見てしまったからです。
まあ、もしかしてもしかしたなら、次の仕事までの空いた期間にパチンコ屋でアルバイトをしていた可能性もあるのですが・・・
多分、違うような気がします。
父の車を見つけた時、本気で実の父に失望しました。
何も反省してないんだな・・・。
うめおにぎりは、このことを母に言うことはできず、自分の胸にしまっておくことにしました。
2ヶ月後、いよいよ父は新しい会社で働き始めました。ちゃんと決まった時間に家を出て、19時後に帰ってきます。
でも、両親の仲はいよいよ冷え切っていました。
今までは父が帰ってきてからみんなで夕食をとっていましたが、最近は早めに三人で夕食をとり、父は一人で作り置きされた料理を食べるようになりました。
夫婦の会話はほとんどありません。
うめおにぎりも弟も、なんとなく父と話したいとは思わず、話かけられない限りは話しませんでした。
この状態が2ヶ月くらい続いてから、いつのまにか、また父が帰ってこなくなりました。
それから、父の姿を見ることはないまま、
「パパと離婚することになったから」
と母から伝達されたのでした。